ニチメン笠間会
“第300回記念大会を終えて”
石原 靖造
39年・300回 この数字を実感出来るものとして皆さんは何を思い浮かべられるでしょうか。
私は生まれたばかりの赤ん坊が小・中・高・大学を卒業して結婚、今では二児の父親で仕事に懸命と言った道程でしょうか。そして、300回は素直に10か月、もうすぐ一年と言ったところでしょう。
昭和53年(1978年)ニチメンが造成したゴルフ場富士カントリー笠間倶楽部の開場と同時にニチメン笠間会は発足しました。爾来39年の道程を経て今年の6月に無事第300回記念大会を成功させました。その後も回は進んでこの11月では304回を数えます。
39年の内一年近い10か月の間毎日ゴルフをしていた事になります。
如何してこんなに長く続ける事が出来たのか色々考えて見ました。
先ず第一は何と言っても一級品と言えるゴルフ場の魅力でしょう。 ゴルフ協会の公式認定を受けたチャンピオンコースは何度打ちのめされても又挑戦したい気分を駆り立てて呉れます。
関東圏倶楽部対抗戦では昨年度が4位、今年は12位の成績から見ても実力者が揃って居り、レベルの高さが伺えます。
四季折々の草花や鳥のさえずり、深い緑に包まれた大自然は都会の喧騒やビルの谷間から一時逃げ出したいと思う者にとってそれは大きな魅力でしょう。
第二は同好の仲間です。
発足当初からメンバーはニチメン社員と関係先の方達でしたから、お互い気心の知れた者同士で、纏まる事にさほど苦労は要りませんでした。長い年月の間には志半ばで亡くなられた方や体調崩された方も居られましたが、皆さんの努力で同僚、後輩を誘ったり、ジュニアも何組か参加されて居り、今では下は36歳から上は85歳まで世代を越えて和気あいあいムードが培われています。
常磐高速の無かった時代は、皆バッグ担いで行ったものでした。
帰りの電車を待つ間、駅前の飲み屋は超満員、皆一杯機嫌で帰った事も今では懐かしい想い出です。高速開通後は車使用が多くなり電車組は数名になりましたが、それでも帰りのグリーン車の一角は即席バーに早変わり、終点上野までは宴会です。
お互いにゴルフの話だけではなく、健康上の話や色々な話題を忌憚なく語り合えるのも楽しみの一つです。
三番目はコンペが誰にとっても公平でしかも楽しくプレーできるルール作りでしょう。
優勝や各等位賞を初めドラコン・ニヤピン・ベスグロ賞に加え馬券やオネストジョンと言ったお遊びも組まれて居り、毎回“勝った、負けた”と騒ぐ事になります。
ハンデは優勝者が3割、準優勝は2割、3位が1割減らされますので、誰にもチャンスは巡って来ます。ハンデ改訂は2年毎で、その間の成績を基に算出されたもので又新しくスタートする事になります。
競技をスムーズに運ぶ為の工夫も色々あります。
ワングリップOKを初め打球が行って見たらOBやロストの場合に戻って打ち直すのではなく、その辺りから2打罰で進むとか、80歳以上はゴールドからと言った具合です。
ゴルフ場の協力も挙げて置かねばなりません。年間スケジュールの策定、毎回宴会場の設定、電車組の為の送迎バス手配、成績表作成等々ゴルフ場とは持ちつ持たれつの関係をこれからも維持して行きたいと思っています。
最後に、否最初にと言った方がいゝかも知れませんが、どの様な組織も健全な運営にはしっかりした世話役が不可欠です。
久本紘一常任幹事、若原哲夫会計幹事の両名がこの厄介な任務を長年引き受けて呉れて居ます。ゴルフ場との折衝、会員名簿やスコアーの記録、ハンデ改訂作業、資金の管理等労を厭わぬ作業が会運営の柱であると言えるでしょう。会の末永い存続に向け引き続き大役に当たって貰いたいと願っています。
以上会員皆さんの努力と協力で我ニチメン笠間会は毎回楽しいコンペを重ねていますが、ゴルフを取り巻く環境は厳しく成りつゝあり、忘れてはならない側面も多くあります。
1994年1200万人あったゴルフ人口は今では800万人位まで減ったと言われています。理由は幾つか考えられます。
矢張りお金も時間も掛りますし、健康上も腰や背骨を傷め易く、健全なスポーツではないと言う人も居ます。個人競技ですからミスショットは全部自分に跳ね返ります。苛々して周りの景色など見る余裕はなく、プレー後の美味しい筈のビールもほろ苦いものになり、精神衛生上いゝ筈はありません。加えて丸一日奥さんや子供さんを置いたまゝ自分だけ楽しもうとしてる訳ですから、不人気になるのも止むを得ない処です。ゴルフ協会も人気挽回に努められてる様ですが、総人口自体が減る中、思う様に先は見えていない様です。
以上の様にゴルフには功罪両面ある訳ですが、我々笠間会はその負の側面を充分理解し、克服しながらこれからも“ゴルフ場ある限り笠間会は共にある”をモットーに前進して行きたいと願っています。
現在私は推されて理事とハンデキャップ委員長の任にあり、久本君は競技委員を勤めています。皆さんを代表して少しはゴルフ場のお役に立っているのではと自負している処です。
最後になりましたが、ニチメン笠間会は何時でも門戸を開放しています。一流コースで腕を磨きたい方、愉快な仲間と接したい方、美しい自然に触れたい方、何方でも何時でも結構ですので扉を叩いて下さい。大歓迎致します。
桜井潤一(最高顧問) | |
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石原靖造(会長) | 携帯 090-2248-3939 |
望月清夫(副会長) | 090-4596-0220 |
久本紘一(常任幹事) | 090-4952-1857 |
若原哲夫(会計幹事) | 090-6530-3134 |
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富士笠間の詳細はURLをご覧下さい。
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