今回の会報に、アフリカのルワンダで活躍されている日本人、山田美緒さんの寄稿文が掲載されましたが、私(矢嶋)が山田美緒さんに投稿をお願いした経緯をご説明します。美緒さんは、ニチメン大阪社友会会員山崎(西條)幸子さん(昭和49年入社、人事部、通称さっちゃん)の長女で、寄稿文にも紹介されていますが、大阪外国語大学時代にはアフリカのスワヒリ語を勉強され、日本人女性では初のケニヤから南アフリカまで、計8ケ国5000キロを単独自転車で走破されました。そのことを執筆された日記『マンゴーと丸坊主』(幻冬舎)によれば、女性の自転車ツアーは危険なため、丸坊主にして胸を布で巻き男装で走行されたとの事です。私がニチメン勤務時代、メーカーの出張者2名に同行しアフリカに出張中、カメルーンの商業都市ドアラの街中を真っ昼間に歩行中に車で突っ込んできた10名の強盗に襲われた経験あり、よくまあ、そんな地域に日本人女性が一人で、現地の人達と対話しながら自転車で5000キロも走破されたとは、驚異的な体験です。その頃より美緒さん関連のトピックスには注目しており、その他アジアや中南米諸国25ケ国も自転車走破された『世界を駆け巡る女子サイクリスト』として、またボランテイア活動家として新聞、雑誌等メディアに取り上げられ、タモリの昼間のTV番組で紹介された事もありました。その美緒さんが、海外青年協力隊で活動されていた山田耕平氏と2009年に結婚され、2016年からご家族5人(ご夫婦、お子さん3人)でルワンダに移住、現地では『KISEKI』という日本食レストランを経営、その様子を日曜の朝10時半放送の人気TV番組『グッと!地球便』(読売TV)で紹介されました(放映は2019年4月21日)。 そのテレビ画面を写真に撮り、以下3枚に纏めた写真集をこの会報でご紹介します。
①総合編
「グッさん」こと俳優の山口智充さんが、美緒さんの実家であるさっちゃんのご自宅を訪問、さっちゃんご夫婦へインタビュー。続いて、美緒さんがルワンダの日本食店経営の苦労話とボランティア活動を紹介。
②21歳アフリカ一人旅
旅日記日記『マンゴーと丸坊主』では、美緒さんが現地の様子を自筆のイラストで紹介されましたが、TV番組では各地で撮られた写真が登場。 頭を丸坊主にして男装された様ですが、可愛い女の子であることバレバレ
③ご家族編
ご主人の山田耕平氏は「類は友を呼ぶ」通りのボランティア活動家で実業家でもあり、3人のお子さんも日本ではありえないハプニングを経験されながら、生き生きと、大変楽しそうなご一家の生活ぶりを紹介。
美緒さんの凄いところは、ルワンダでオープンした高級日本食レストランの初期目標が未達となれば、現地のシングルマザーを育てるソーシャルビジネスへ主軸を転換、さらに旅行会社とタイアップして日本人への研修体験ツアーを「事業、教育、ボランティアの3本建て」で企画、コロナ禍が到来すればオンライン化したプログラムを開発しビジネスも福祉活動も継続。そして、目指すところは、いま世界で一番注目されている「SDGs」の一端であり、更に、これらの体験をテーマに大阪大学、関西学院大学等々大学向けオンライン特別講義を実施。このトラブルをプラスに変えるエネルギー、多彩な発想とその実現(Hassojitz=双日)、まさしく「総合商社のDNAを引継がれたスーパーレディ」であり、これからも美緒さんの益々のご活躍と「次はどんなサプライズを?・・」期待を持って注目して行きます。 (矢嶋正孝、昭和50年入社、機械)
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